つくば市/学園の森義務教育学校

一人ひとりの個性を輝かせる学び 探究的・協働的な活動で育む力
「自律・共創・大志」を目指す学園生像とする学園の森義務教育学校では、認知能力と非認知能力をバランスよく育てる教育に取り組んでいる。その中心にあるのが、子どもたちの興味や関心を出発点とした探究的・協働的な学びだ。授業に加え、自主的・体験的な活動を増やし、子どもたちが自ら考え、仲間とともに行動する力を育んでいる。
児童生徒発足にじのかけはし隊
同校では、今年度より5~9年生の児童生徒が中心となり「にじのかけはし隊」を結成した。きっかけは、5月に行われたリーダー研修会。参加した児童生徒から「自分たちの力で学校をよりよくしたい」「活動を続けていきたい」という声が上がり、自主的に創設された。現在は、「あいさつ部隊」「いじめ撲滅(ぼくめつ)部隊」「環境(かんきょう)整備部隊」「挑戦(ちょうせん)イベント部隊」で編成され、興味をもった活動にだれでも参加できる仕組みとなっている。役割をあたえられるのではなく、「やりたい」というそれぞれの思いを大切にしている。
あいさつ広がる地道な取り組み
「あいさつ部隊」では、あいさつがまだ十分に身についていない1・2年生を課題ととらえ、低学年校舎へ出向いて積極的に声かけを行っている。地道な活動だが、少しずつ成果を感じているという。また、生徒会本部も同じ課題意識を持ち、クイズを出したり、着ぐるみを着たり工夫した活動を行っている。校長は「取り組み方はちがっても、学校をよくしたいという気持ちは同じ」と話し、児童生徒の主体的な行動を温かく見守っている。
興味を深める放課後の学び
放課後には、部活動とは別に5~9年生の希望者が参加できるSDGsクラブも月1回程度行われている。「グローバルサークル」「社会レクチャークラブ」「トップアスリートスポーツクラブ」「パワーアップサイエンスクラブ」など、多様なプログラムが用意されている。外部講師を招き、睡眠(すいみん)の大切さや宇宙についての話を聴(き)く機会もあり、児童生徒は自分の興味や関心をもとに探究的に学んでいる。校長は「大人数の学校には、多様な出会いや学びが生まれるというメリットがある。その中でも一人ひとりの個性が埋(う)もれないことも大切。担任が日常の中で子どもたちに寄りそい、よさを見逃さないようにしている」。その成果の一つとして、今年度活やくした児童生徒約100人が表しょうされた。探究的・協働的な学びを通して、子どもたちは自分らしく輝(かがや)きながら成長を続けている。


