昔の道具「水銀体温計」(すいぎんたいおんけい)

今の電子体温計が使われる30年前くらいの体温計です。

ガラスの中に、「水銀」という液体が入った細い管と、目盛(めも)りが入っています。

水銀は温められるとふくらむ性質があります。

体温計の先の銀色の部分をわきの下にはさむと、体温で水銀が温まりふくらんでいきます。

水銀の止まった目盛りの温度がその人の体温です。

体温は36.1度です

水銀には毒があること、ガラスの管が割(わ)れやすいこと、

体温を測るのに2~3分かかることなどの理由で、今では使われなくなりました。

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館