星の世界「春の夫婦星(めおとぼし)」

北の空に浮かぶフライパンのような形の北斗七星の「持ち手」の部分を

そのままのカーブで先へとのばしていくと、二つの1等星が見つかります。

最初に見つかるのがオレンジ色のアークトゥルス、次に見つかるのが青白いスピカです。

色のちがう二つの星は、日本では「夫婦星(めおとぼし)」とよばれることがあります。

夜空では少しはなれたところにある二つの星は、実は少しずつ近づいています。

アークトゥルスは、ものすごい速さでスピカの方向へ移動し、およそ5万年後には二つの星はすぐ近くで輝きます。

夫婦星というよび名がぴったりですね。

協力:つくばエキスポセンター