水戸市/見川小学校

今年も「Smile&Happy」な学校を目指して

 水戸市立見川小学校は、2024(令和6)年に創立150年・開校60周年をむかえた。校庭にある徳川光圀公お手植えのしだれ桜が学校のシンボルで、児童はもちろん地域の人たちからも愛されている。桜の木に見守られながら、子どもたちはさまざまな教育活動に取り組んでいる。


「知・体・徳」三つのプロジェクトが進行中

 同小では、「児童が主体的に成長するための支援(しえん)の充実(じゅうじつ)〜よく考え、よりよく行動し、自信をもつ児童の育成〜」のために、三つのプロジェクトに取り組んでいる。知のプロジェクト「うつくしく」では、わかる授業の確立や家庭学習の充実を目標としている。体のプロジェクト「たくましく」では、体力向上や基本的な生活習慣を身に付けることを重視している。徳のプロジェクト「むつまじく」では、いじめのないより良い人間関係づくりや主体的に取り組む特別活動を推進している。Smile&Happyは、子どもたちが考えた今年度のスローガンで、三つのプロジェクトのもと、みんなが笑顔で幸せな学校生活を送ろうという意識が高まっている。

みんなで祝った創立150年・開校60年

 11月23日(土)に、創立150年・開校60周年記念事業を行い、保護者や地域の人たちが参加した。第一部では、記念事業のスローガン「これからも 見川のみんなが桜のようにSmile&Happy~150周年おめでとう~」の発表の後、見川の歴史紹介(しょうかい)・クイズを行った。メインの学年発表では、1年生はスマイルいっぱいのダンス、2年生は同小のハッピーをたくさん発表、3年生は同小の歴史を絵と共に紹介、4年生は60年前のヒット曲「上を向いて歩こう」の演奏と歌、5年生は教育漫才(まんざい)、6年生は谷川俊太郎さんの「生きる」を群読。各学年がこの日のために練習にはげんだ発表を行い、会場に集ったみんなで創立150年・開校60年を祝った。

見川ふれあいまつりで楽しく地域と交流  記念事業の第二部は「見川ふれあいまつり」で、PTAや住みよい見川をつくる会のほか、さまざまな地域の団体による共催(きょうさい)で5年ぶりに開催された。スーパーボールすくいやクイズ、くじや綿がしなど楽しいコーナーが盛りだくさん。社会福祉協議会による車いす体験もあり、多くの子どもたちが関心をもち体験した。「児童も保護者も地域の人も、みんながSmile&Happyな日々を過ごしてほしい」というのが教頭からのメッセージだ。