水戸市/梅が丘小学校

梅が丘プライドで一人一人が輝くみんなの学校づくり
水戸市立梅が丘小学校は、学校周辺に商業施設(しせつ)や図書館、市民センターなどがある町なかの学校。来年度創立50周年をむかえる同小では、「一人一人が輝くみんなの学校づくり」を教育目標に、それぞれの個性をのばし高め合う教育に日々取り組んでいる。
子どもたちが主体 やる気を育てる教育
教育目標に向かい、「うめ」のようにおおしくきよく歩む子になるために、「が」んばる心、「お」もいやりの心、「か」んしゃの心をテーマに教育活動を推進している。それぞれの個性をのばし、高め合う集団づくりに向けて、子どもたちが主体となり、やる気になる授業を心がけている。「やってみたい、調べてみたい、解いてみたいという関心が高まると、子どもたちは自分から進んで学習していく。「子どもの○○したい」を育む学習に取り組んでいると教頭は話す。
「子どもの○○したい」を生み出す手立てとして、教科書以外にも大型モニターに映像を映したり具体的な物を見せたりと、さまざまな方法を使うことにより子どもたちは興味・関心をもち、学習意欲が高まっていく。
みんなで団結するクラスマッチ
全校で取り組む大イベント、クラスマッチが昨年5月に開催(かいさい)された。6学年を、1・3・6年生と2・4・5年生の二つに分けて学年ごとに、大玉送りや棒引き、旗を持ってのリレーなど2種目を行い、最後は3学年でいっしょに大玉入れ。子どもたちはクラス全員が団結してがんばり、保護者も多く来場して大いに盛り上がった。
クラスマッチでは、PTA組織の一部の父親プロジェクトが警備を担当してくれた。父親プロジェクトは、夏に校庭で水てっぽう大会を開き、多くの子どもたちが参加し楽しい時間を過ごした。3学期にはソフトディスクを使ったドッジボール形式のゲーム、ドッジビーの大会を開催してくれた。
どんぐり山の自然や地域の人とふれあう
同小には「どんぐり山」という学校林があり、いばらき森林クラブが整備を行ってくれている。来年度からさらに、自然観察や自然とのふれあいの場として、理科や生活科の授業を中心に活用していく。 また地域との交流も盛んで、昨年11月に見和市民センターで開催された「梅が丘ふれあい祭り」では、子どもたちは、ダンスや歌、なわとびなどステージ発表を行った。1月には同センターで行われた「梅が丘文化展」に児童の習字や絵画を出展。学校生活や地域とのかかわりの中から、みんなで学校をよくしていこう、がんばっていこうという思い、「梅が丘プライド」が育まれている。