昔の道具「コロバシ」

田んぼに生えている草を取る道具で、「田打ち車(たうちぐるま)」ともいいます。今から130年くらい前にできました。
木でできた持ち手をにぎって、稲(いね)の列の間を押(お)して行くと、たくさんの爪(つめ)がついた鉄の部分がグルグルと回って、草が爪にひっかかって取れます。草が取れる時に田んぼの泥(どろ)もかき回されるので、泥の中に空気が入って稲が良く育ちます。
稲をまっすぐ植えるようになると、コロバシが使いやすくなって、草取りの作業が楽になりました。

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館