牛久市/ひたち野うしく小学校

三つの約束を守ってだれもが安心できる学校づくり
牛久市立ひたち野うしく小学校で、4月16日(水)に体育館で「1年生をむかえる会」が行われた。花のアーチにむかえられて入場した1年生は、先ぱいたちの歓げいを受けると笑顔になり、会場は温かなふん囲気に包まれた。今年度初めて全校児童が一堂に会し、同小の教育目標である「ともに学び、高め合い、誇(ほこ)りをもってたくましく歩む児童の育成」に向けて、新年度がスタートした。
全校児童で楽しく1年生をむかえる会
5年生が作ってくれた冠(かんむり)をかぶり、3年生が持つ花のアーチをくぐって入場してきた1年生92人。緊張(きんちょう)した様子だったが、先ぱいたちの拍手(はくしゅ)に包まれると、とてもうれしそうな笑顔が広がった。
6年生の有志による実行委員会によって企画(きかく)され、開かれた「1年生をむかえる会」。最初に1年生が「1年生になったら」を元気よく歌い、2~5年生もお返しに学校生活の1年間をかえ歌で紹介(しょうかい)した。そして2年生からはアサガオの種をプレゼントされ、6年生による学校紹介では、ひたち野うしく小に関するクイズが出題され、大いに盛り上がった。また6年生は、同小の三つの約束である「あいさつをしよう」「自分がされてうれしいことをしよう」「自分がされていやなことはしない」を寸劇で表現して、1年生にわかりやすく伝え、全校で楽しい時間を過ごした。
主体的・対話的な深い学びの実現に向けて
同小の授業で大切にしているのが、学習形態の工夫やICT機器の活用。主体的・対話的な深い学びの実現のために、自分の考えをもち、それをしっかり伝えられる子どもたちや、相手の考えを受け止められる子どもたちを育て、自分との対話、他者との対話の深まりを目指している。
一方、先生は子どもたちが興味をもって解いてみたいと思えるような課題を提示するように工夫をし、学習後はふり返りをしっかり行う。今回の学びを生かして次はこんなことをしてみたい、友達の意見から自分はこんなことを考えたなど、自分の言葉でふり返ることで次の学習につなげられるような授業を展開している。
地域とともに子どもたちを育む
同小ではコミュニティ・スクールの充実(じゅうじつ)により、地域との連携(れんけい)も深く、登下校の見守りや給食のサポートなど、さまざまな場面で地域の人たちが協力をしてくれている。そして教育理念である「安心できる居場所がある学校づくり」に向けて、学校、保護者、地域がともに支え合い、自分や仲間、家族、地域を大切にできる子どもたちを育んでいる。副校長は「三つの約束を守って友達同士仲良くして、だれもが安心して楽しく過ごせる学校にしたい」と新年度に向けて抱負を語った。