星の世界「月が大きくなる?」

今年一番大きい満月(左)と一番小さい満月(右) 提供:国立天文台

 11月5日は今年一番大きな満月が見られます。月は見える形だけでなく、実は見える大きさも毎日少しずつ変わっています。地球のまわりを回る月の通り道が円(きれいな丸)ではなく、わずかに楕円(だえん。ラグビーボールのような形)だからです。一番小さく見える満月を10円玉の大きさとすると、一番大きく見える満月は500円玉より大きいのです。ただ、ふつうに空を見上げるだけでは分からないので、写真にとったり、遠くの山や建物と比べてみたりと工夫して観察してみましょう。

協力:つくばエキスポセンター