つくば市/春日学園義務教育学校

体験イベントやコラボ授業 学年をこえ日常的なかかわり
つくば市立春日学園義務教育学校の長所は、みんなが幸せを実感できる学校づくり。上級生と下級生がとても仲が良く、姿を見かけるとおたがいに手をふり合うなど、ほほえましい光景が日常的に見られる。日々の生活だけにとどまらず、授業や特別活動などでも、異学年同士が交流できる場面を意図的に多く作り出している。
防災をテーマとして体験的な学びを生かす
同校では今年度、地域社会や実生活とのつながりを大切にしようと、防災教育イベント「春日フェスタ」を初開催(かいさい)した。消防署や警察署、研究機関などの協力を受け、7〜9年生がさまざまなブースを出し、1〜6年生は縦割り班ごとに会場を回って楽しみながら防災について学んだ。
「実際に災害にかかわる大人の人たちから学んだことを、7〜9年生がクイズやゲーム、工作教室などに落としこみ、分かりやすく1〜6年生に教えていた。消火体験やけむり体験なども人気を集め、楽しい中にも学び多きイベントになった」と教頭。
コラボ授業を通じて異学年が心の交流
同校では異学年同士のコラボ授業も盛んだ。国語の「話す・聞く」の単元では、7年生が自己紹介(しょうかい)のスピーチをし、5年生はそれをメモにとった後、7年生へインタビューもした。また7年生からメモのとり方やインタビューではどんな質問をするといいかなどのアドバイスも受けた。
5年生は、自分たちが学んだことをさらに下の学年へ伝えたいと、生活科の「まち探検」で地域の人たちの仕事を見学に行く2年生の教室へ行き、メモのとり方やインタビューの仕方などをアドバイスした。
「コラボ授業は学びの深化につながる。下級生は上級生から教わることで良いお手本をもらい、自分たちが上の学年になったときの見通しを持つことができた。上級生はいままでの学習とのつながりが実感でき、リーダーシップが育つなどの効果が得られた」と、5年主任の先生。
ウガンダの現状を知り子どもたちとも交流
道徳の国際理解教育で、6年生は東アフリカのウガンダの暮らしや文化を学んだ。水不足になやむウガンダでは、毎日何時間も歩いて水を運ぶことが女性や子どもの仕事になっている。6年生はそれを現地と同じ20リットル入りのポリタンクを持って体験してみたが、体育館を一周するだけで「これはちょっと」と音を上げてしまった。
現地の子どもたちともオンラインで交流し、それぞれの伝統のダンスを披露(ひろう)したり、おたがいの国について質問したりした。


