水戸市/妻里小学校

地域とともにのびのびと 「できた!」を増やす毎日を

 水戸市立妻里小学校では、子どもたちの「できた!」を増やすことを目指してさまざまな取り組みを行っている。学習面での成長はもちろん、元気にあいさつができた、友達に優しくできた、給食を残さず食べることができたなど、学校生活の中で「できた!」が増えるたびに笑顔が増え、自己肯定(こうてい)感も高まっていく。

前向きに取り組む姿が評価されるうれしさ 
 今年度のはじめ、校長は全校児童へ向けて「低学年は三つ、中学年は五つ、高学年は七つを目標に毎日『できた!』を増やしていこう」と呼びかけた。明確な目標があることで子どもたちのやる気は高まり、授業中に進んで発表したり、そうじをがんばったり、学校中に前向きな活気が満ちていく。同時に、教職員も気付きのアンテナを広げ、子どもたちのがんばりを見つけてほめることでさらなるやる気アップをサポートする。
 同小では以前より、クラスの中でひときわかがやく活動ができた児童を「つまさとキラリ人」として表彰(ひょうしょう)する取り組みも行っている。まわりの人にまごころをもって接している人、一つのことにねばり強く取り組み続けている人など、キラリ人の活やくは写真つきで昇降(しょうこう)口にかざられる。

あたたかな地域の輪が心豊かな毎日をつくる
 何事にも一生けん命に取り組む妻里小の子どもたちを応援(おうえん)する大人たちは、学校の外にもたくさんいる。学校運営協議会の委員や妻里小応援サポーター、米づくりインストラクターなど、地域の大人たちがさまざまな場面で力を貸してくれる。
 毎年、妻里市民センターにて開かれるギャラリー「みんなのつまさと」も、地域との深いつながりがあってこそのイベントだ。ギャラリーの準備や運営を行うのは、学区内の住民によって組織された「住みよい妻里をつくる会」の人たち。会場には子どもたちの作品や地域サークルの作品などが展示され、来場者は気に入った作品にコメントつきのふせんをはっていく。たくさんの人に作品を見てもらう機会はやる気の向上や達成感につながり、地域との交流の場ともなる。
 「地域の方々のあたたかい支えは学校の宝。三世代家庭が多い土地がらや単学級ならではの学年間のつながりの深さも活発な多世代交流に役立ち、和やかな関係が生まれていると感じる」と話す教頭。昨年度より不登校児童ゼロが続いていることは、学校のふん囲気の良さのあらわれだ。来年度創立140周年をむかえ、校舎のフルリフォーム工事も完成する妻里小には、今日も元気なあいさつがひびきわたる。