つくば市/虹色(なないろ)学園

防災を知り、考え、行動に移す「虹色学園防災イベント」
つくば市立虹色(なないろ)学園で昨年11月29日(土)、「虹色学園防災イベント」が開かれた。主催(しゅさい)は虹色学園コミュニティ・スクール協議会。委員の一人は「みなさんが防災について知り、考え、行動に移すための機会としたい」と話す。
災害への備えなどを多様な立場から紹介
イベントの会場となった同小中学校の体育館には、市内のさまざまな会社や団体が出展。市危機管理課は、同校の防災倉庫にもたくさんの救助用品や生活用品、食料などをたくわえていることを展示。携帯(けいたい)トイレの使い方を教えたり、防災バッグの中身をパズルを使って考えるコーナーもあった。
市社会福祉(ふくし)協議会では、大規模災害が発生したときは同協議会がボランティアセンターを立ち上げ、困っている人がいる場所へ支援(しえん)の手を差しのべていることなどを紹介(しょうかい)。東部ガスと東京電力のブースでは、ガスや電気といったライフラインの大事さや、災害への備えとしてどんなことが必要かなどを伝えていた。
Dr・ナダレンジャーによる講演では、地震(じしん)やなだれといった自然災害が発生する仕組みや、そのおそろしさなどを実験を交えて分かりやすく話し、参加者は災害に対する心構えなどを楽しみながら学ぶことができた。
幼児からお年寄りまでさまざまな人が参加
「謎(なぞ)解き×防災」と題した体験型プログラムでは、ゲームを通じて在宅避難(ひなん)に役立つ便利グッズを家の中から探した。在宅避難とは、災害で電気・ガス・水道・通信などのライフラインがとだえても、自宅が無事で水や食料などの備えがあれば、避難所へ行かずに自宅にいながら復旧を待つこと。
便利グッズの一例は新聞紙。紙ナプキンのように食べ物をのせたり、体に巻いて防寒具にしたりできる。ラップを傷口に巻けば止血になるし、水が不足して歯がみがけないときでも、ウェットティッシュがあれば口の中を清潔に保つことができる。身近なものに意外な使い方があることを学べ、参加者からはおどろきの声が上がっていた。
このプログラムには児童生徒有志も司会や運営で協力した。「参加者は熱心に聞いて理解してくれた。遊びながら防災についてよりよく知り、これからの生活に生かしてほしい」と6年児童。
今回のイベントは児童生徒のほか保護者や地域住民にも呼びかけ、いろんな人に自由に学校へ来てもらうことができた。校長は「子どもたちと地域の方々がふれ合うことでつながりが深まり、地域全体の防災力を高め、安心できる地域づくりを進められるといい」と話している。


