つくば市/大穂学園

地域の温かさに包まれて生きた学びと心豊かな成長を
つくば市立大穂学園では、学園教育目標の「進んで関わり合い粘(ねば)り強く努力する児童・生徒の育成」に各校が取り組んでいる。
かかわり合いを大切に 本物とふれあい、学ぶ
前野小では、つくば市独自の教科である「つくばスタイル科(つくスタ)」の授業において、4~6年生による異学年合同の探究学習を取り入れている。学習テーマは、伝統文化、スポーツ、音楽、農業など年度によって異なるが、例年五つほどのテーマが用意され、子どもたちはテーマごとに編成されたチームで活動する。過去には、前野地区の伝統工芸であるほうき作りを通じて伝統文化を学んだり、地域のグラウンドゴルフチームと交流しながらスポーツを楽しんだり、学校の近くを流れる谷田川で水質調査や魚つり体験などのフィールドワークにチャレンジしたり、さまざまな活動を行ってきた。
また、昨年12月に開かれた「前野小わくわく発見まつり」にて、低学年の児童や保護者へむけて「つくスタ」の学習成果を生かした発表会と体験会も行った。
学校行事も地域と共に 幸せを実感できる毎日
前野小わくわく発見まつりは、昨年度新たに始まった学校行事だ。恒例(こうれい)行事だった持久走大会を安全面への配慮(はいりょ)から休止したことに対して、「子どもたちが活やくする姿を見る機会が減るのはさみしい」と地域から声が寄せられたことをきっかけに誕生した。
子どもたちはまず、学校のシンボルであるクスノキをつかったコースターづくりを体験した。材料は、のびすぎてせん定された太い枝を地域の材木店が輪切り加工してくれたもの。ていねいにサンドペーパーをかけて絵付けをし、焼き印をおして、思い出に残る、世界にひとつの記念品をつくりあげた。続いて、つくスタの発表・体験会、午後はミュージアムパーク茨城県自然博物館の南極せんせいによる講演会が開かれ、まさにわくわくと発見に満ちた1日となった。
「子ども同士や教職員との関係が近い小規模校であり、三世代同居の家庭が多い地域ならではの温かいつながりを感じる」と、さまざまな交流や地域の協力から生まれるアットホームな校風について笑顔で話す校長と教務主任。「前野小でよかった!」を合言葉に、一人ひとりが温かな気持ちで幸せを実感できる学校づくりを目指している。


