コレクション特別公開「さくらそう品種展」 筑波実験植物園

4月15日(土)から23日(日)まで、筑波実験植物園(つくば市天久保)でコレクション特別公開「さくらそう品種展」が開催される。

さくらそう品種展では、国内屈指のさくらそう品種コレクション100品種以上を特別公開する。さくらそうの多様な園芸品種は、日本の野山に自生するわずか1種の野生種をもとに江戸時代から作出されているという。展示されているさくらそうは筑波大学が保有しているもので、現存するもので最も古いといわている「南京小桜(なんきんこざくら)」や鮮やかなピンク色から雪のように白いもの、江戸時代末期に作出された「霞の衣」などさまざな品種を楽しめる。また、花を観賞するために考え出された江戸時代天保年間に考え出された「桜草花壇」も用意。それぞれの花が美しく引き立つ陳列法となっている。

筑波実験植物園研究主幹田中法生博士は「さくらそうは花の形、色など多様性があり、江戸時代の人々の背景、人の思いを深く感じてほしい」と話し、「自分の好みの品種を探したり、色々な面白い名前がついているので名前の由来などを想像するのも楽しいと思う」と小学生の楽しみ方も語ってくれた。