水戸市/緑岡小学校
自らつなぐ、みんなでつながるみどりおかっ子
水戸市立緑岡小学校は、今年5月12日に創立150周年をむかえ、10月17日(火)に児童の代表委員会や運営・集会委員会が主体となって創立150周年記念集会が開かれた。多くの卒業生を送り出した学校は、地域住民とのかかわりも深く、地域とともにある学校を目指している。
「つなぐ」と「つながる」を大切に
同小では、「自らつなぐ、みんなでつながる みどりおかっ子」を教育目標にかかげている。特に今年度は、「自ら考え、対話しながら考えたことをもとに表現できる児童の育成」を目指し、「自分発ー友だち経由ー自分行き」をキーワードに学習の充実(じゅうじつ)を図っている。「自分で問いを発見し、友達を経由しながら意見を交かんすることで、学びを広げたり深めたりし、また自分に返していくというもので、学習面・生活面で実践(じっせん)している」と石井富美代教頭。
150周年記念集会学校へようこそ開催
10月17日(火)に、代表委員会と運営・集会委員会が中心となり創立150周年記念集会を開催(かいさい)した。オープニングムービーでは、ドローン撮影(さつえい)による学校や学区の様子、児童と先生たちでつくった人文字を上映。学年ごとに合唱や合奏、応えん団などさまざまな表現で150周年を祝った。学校の歴史紹介(しょうかい)は6年生の委員がスライドを制作し、当日の進行も児童が主体となって進める素晴らしい集会となった。
また11月18日(土)には、学校へようこそを開催。1時間目のいじめゼロフォーラム集会では、各学級で話し合ったいじめゼロに対するスローガンを発表。運営・集会委員会は、自分たちでいじめゼロにつながるストーリーを話し合い、制作した動画を通して、全校でいじめについて考える集会となった。
幼・小・中が隣接、地域とつながる学校
同小は緑岡幼稚園、緑岡中学校と隣接(りんせつ)していることが特色で、学校へようこそも幼・小・中が同じ日に開催した。日ごろから3校の交流があり、幼稚園児が小学校の行事を応えんしたり、中学生が陸上や金管の指導に来てくれたりしている。
地域とのつながりも深く、10月31日(火)には緑岡地区防災対策本部・地域住民の会・同小主催で緑岡地区防火防災&交通安全の集いが開催された。交通安全についての話を聞いた後、2年生が煙(けむり)体験、4年生が消火器体験、6年生が自転車の正しい乗り方を体験した。 毎日の登下校時には、防犯連絡協議会の見守り隊や、保護者・地域の人が児童の安全を見守ってくれている。今年度からは、さらに地域みんなでの「ながら見守り」にも取り組み、庭の手入れや散歩、買い物、通勤時など、児童の登下校時間帯に合わせて日常生活の中で見守る活動が広がってきている。