水戸市/千波小学校

創立50周年に感謝しありがとうの花を咲かせよう
水戸市立千波小学校は、学校周辺に豊かな自然が多く、近くには逆川緑地や千波湖、偕楽園公園などがあり、子どもたちの学習や遊びの場となっている。今年度創立50周年をむかえ、昨年10月26日(土)には記念式典を行い、創立50周年を祝った。
創立50周年記念式典・感謝の集いを開催
創立50周年記念式典は2部構成で、第1部の式典は歴代のPTAなどが実行委員会を立ち上げて行った。千波太鼓(たいこ)クラブの演奏ではなやかに始まり、学校功労者表彰(ひょうしょう)や50周年記念品の贈呈(ぞうてい)などが行われた。
第2 部の感謝の集いは、6年生の実行委員会が中心となり開催(かいさい)。スローガンは、「ありがとうの花を咲(さ)かせよう~みんなの笑顔いつまでも~」。50周年に感謝し、学校やたくさんの支えてくれた人たちにありがとうの気持ちを伝えようというテーマで、プログラムを考えた。同小の歴史紹介(しょうかい)や吹奏楽部の発表、学年ごとの発表があり、最後に「ありがとうの花」を合唱し、心に残る記念式典となった。
礼儀正しさを大切にみんなで「ちょボラ」
同小の今年度の目標は、「感謝の気持ちをもち気づき行動する子どもたちを育成する」ことで、校長は、同小の子どもたちの良さである礼儀(れいぎ)正しさを大事に育てている。「あいさつができるだけではなく、相手への思いやりの気持ちをもち、相手の状況(じょうきょう)に気づき、相手のために行動できることを礼儀としてとらえ、そういう力をつけようと努力している」という。子どもたちは日ごろから「おはよう」だけでなく、状況に応じて「ありがとう」という言葉をそえることで気持ちを伝えている。
主体的にだれかのために動くところも、同小の子どもたちの良いところで、ちょこっとボランティアの「ちょボラ」を続けている。ろう下や階段のそうじをしたり、あいさつ運動に参加したりと、学年に応じてできることに自主的に取り組んでいる。
「自分たちの学校」の思いに支えられ
地域の人たちも「自分たちの学校」という思いが強く、学校を盛り上げてくれている。地域コミュニティと行っている行事や学習も多く、1年生は昔遊び、3年生は千波かるたで歴史を教えてもらっている。夏祭りの千波縁日(えんにち)は、故郷千波を創る協議会などが実行委員会になり校庭で開催。子どもたちはボランティアとして参加し、ちょボラからつながるやりがいを感じている。