植物図鑑「ヒノキ」

 日本を代表する建材として、スギとともに古くから利用されている樹木です。日本中の山林に植えられていますが、野生のものは本州の福島県より南と、四国、九州に分布しています。しめった場所を好むスギとは異なり、乾燥(かんそう)した場所を好むので、スギが谷筋に植えられるのに対して、ヒノキは山の尾根(おね)上に植えられます。多くの園芸品種も作られ、庭園にもよく植えられています。スギと同様に花粉症(かふんしょう)を引き起こします。

協力/筑波実験植物園