つくば市/竹園学園

小学生新聞

ICTを使って発表資料を作成
プレゼンテーション能力をみがく

つくば市立竹園学園では「主体的、協働的、創造的な学びと生活の構築」を合言葉に、GIGAスクール構想で導入された1人1台のICT端末(たんまつ)をさまざまな場面で有効活用し、日常的に使いこなしながらスキル向上を図っている。

目で見て伝わる分かりやすい発表
竹園東小では5・6年生が朝の会で、タブレット端末などのICT(情報通信技術)を活用したスピーチをしている。自分が選んだテーマに合わせ、写真や動画を撮影(さつえい)してスライドを作り、教室の大型モニターに映しながら話をする。画像があると話が伝わりやすく、話す側の意欲や聞く側の集中力も上がるほか、障がいのある児童の補助にもなるという。
「自分の好きなもの」というテーマでは、多くの児童はいま読んでいる本や、遊んでいるゲーム、好きな雑誌などをスライドにして映しながら、どうしてそれが好きなのかなどをスピーチした。
子どもたちは発表には慣れていたので、相手が聞き取りやすいような声の大きさや間の取り方はできていたが、スライド作りでは、どうすれば相手に見やすくなるのかイメージしにくかった。よくある失敗が、自分が発表で読む文章を全部スライドに入れてしまうもの。これだと見る人は文字を目で追うだけで精いっぱいになってしまう。
「スライドでは絵や写真や中心で、文章は補足。1枚のスライドに一つのメッセージと考えるといい。文章が少ないと文字を大きくでき、色や書体を変えればさらに見やすくなる」と、ICT統括(とうかつ)の先生。

話す人と聞く人をつなぐための工夫
良いスピーチになるかどうかは発表の内容だけでなく、話し方や見せ方、画面の作り方などでも大きく変わるそうだ。自分では一生けんめいやっているのに、相手にうまく伝わっていないこともよくある。このような話す側と聞く側のずれを教えてくれるのが、スタディノートの中にあるタッチアナライザーというツール。いまの発表をみんながどう思ったのか、投票結果がすぐグラフになって見られるので、次はどうしたらいい評価をもらえるか、子どもたちが自ら考え工夫するようになった。

コロナ期間中もオンラインで交流
コロナ禍(か)による休校期間中も、朝の会のスピーチはオンラインで続けられ、また帰りの会の時間にも、オンラインによるグループ会議でクラスメートとの交流を図った。「教室では席の近い人と集まるが、Zoomのブレイクアウトルームを使えば、席と関係なく自由にグループを組める。メンバーも毎回変えられ、あまり話したことがない子とのかかわり合いも作れる」と先生。
今では、5・6年生はスタディノートのほかパワーポイントも使いこなし、全校集会などでもオンラインで資料を配付しながら発表している。今後はこうした流れを日常化し、全学年に広げていくという。
「コロナ禍では、子どもたちのふれあいなどがうすれがちな部分を、ICTを使って深めることができた。小小連携でも、今はたがいに行き来できない状況(じょうきょう)だが、オンラインにより交流や話し合いの機会を増やし、協働で高め合っていきたい」と、教頭は話している。