龍ケ崎市/馴柴小学校

授業力向上と授業改善により 意欲的に学ぶ子どもを育てる

龍ケ崎市立馴柴小学校では、「確かな学力づくり」を目標に、授業力向上と授業改善に取り組んでいる。「主体的・対話的で深い学び」を実現するため、問いのある学びや自由進度学習を取り入れ、児童一人ひとりが自ら意欲的に学習に取り組めるような授業を展開している。

探究心が養われる「問い」から始まる学習
 同小が取り組んでいる授業改善では、先生がクラス全体に説明や指示を行う一斉(いっせい)授業から、自ら課題をもち対話をしながら学ぶ「問いのある学び」への移行を図っている。
 先生は子どもたちに「~ですか」「~でしょうか」と何かをたずねる課題をあたえる。問いを立てることで、解決すべき課題や考えるポイントを明確にしながら思考をスタートさせ、探究活動に入ることができる。その課題を解決すべく、ペアやグループで対話をする中で新たな「なぜ」「どうして」が生まれ、新たな「問い」からさらに考える力が養われる。
 そして学習後にはふり返りを行い、自分の言葉でまとめる。その際に活用しているのが「R80」のメソッド。2文構成の80文字以内、2文目の最初に必ず接続詞を使うというルールでふり返りを書くことで、作文が苦手な子も自然と書く力が付いてきている。

自分のスタイルで学ぶ自由進度学習
 さらに授業改善で取り組んでいるのが自由進度学習だ。子どもたちが自分で学習計画を立て、自分のペースで自力で学びを進める学習方法で、先生は子どもたちの学習が成立するようにサポートする。
 先生が課題をあたえると、子どもたちは課題解決のためにどのように学習するかを自分で選たくする。一人で学びたい子、友達といっしょに考えたい子、先生に聞きたい子など学習のスタイルはそれぞれ。自分に合った好きな方法を選べるため、「個別最適な学び」が実現でき、安心感をもちながら学習に取り組むことができる。教科や学習内容、その日の気分によっても変わってくるが、もし上手くいかなければ次は別の方法を試し、自分に合った勉強方法を見付けていく。さらに授業の終わりには、「良かったところ」「悪かったところ」「次はどうするか」をふり返ることで、次回の学習につなげている。
 自由進度学習に率先して取り組んでいる5年生担任は「やらされる勉強から自分でやる勉強へと子どもたちの意識が変化してきた。自分で学習計画を立てることで、自分で考え、自分で行動できる力をつけてほしい」と期待を寄せている。
 自ら学ぶ授業により、学ぶことの楽しさを見出している子どもたち。教頭は「勉強が分かれば学校も楽しくなる。これからも『分かった』『できた』の喜びを実感できる授業を行っていきたい」と話した。