龍ケ崎市/八原小学校

勉強の本当の楽しさが分かる
自主学習「やはらスタイル」

龍ケ崎市立八原小学校では昨年12月から、3年生以上の児童には週末に宿題を出さず、家庭での自主学習をすすめている。内容は自由で、自分の得意なことをのばす学習や、苦手なことを克服(こくふく)する学習、興味を持ったことや調べたくなったことを追究する学習など、各自が自分なりの課題を見付けて解決するための力を養っている。

自分で課題を発見
意欲的に取り組む
 「やはらスタイル」の決めごとは、取り組む時間や分量、進め方だけ。終わったら家の人に見せて、月曜日の朝に先生へ提出する。自主学習ノートの使い方は全学年で共通なので、学年が変わっても同じやり方で続けられる。
 ある児童は授業の予習復習や、漢字ドリルや計算ドリルなどによる弱点強化に取り組んできた。またある児童はオリンピックを題材に、さまざまな種目やメダルのひみつについて調べた。国語の授業で学んだ俳句を深くほり下げて、ほかにどんな句があるか調べた子や、あるいは環境(かんきょう)問題に関心を持ち「家族とごみ拾いをしてきました」と日記にまとめてきた子もいる。

主体的に考え行動
解決する力を養う
 各クラスでは「ノート展」として、面白い研究の例や上手なまとめ方の例を、お手本として紹介(しょうかい)したりもしている。
 四位校長は「これからの変化の激しい時代を生き抜くには、あたえられた課題をこなすだけでなく、自ら課題を見付け、解決していく力が必要。自分の力で道を開いていける児童を育てたい」と、自主学習のねらいを話す。
 保護者の間でも「宿題がなくなって大丈夫かと不安もあったが、自分の興味のあることについてまとめるのが楽しくなり、日ごろから不思議に思っていたことを調べたりするなど、非常にやる気を持って取り組んでいる」と好評だ。

農業活動を通じて
地域に根ざした体験
本市で取り組んでいる「龍の子人づくり学習」の一環(いっかん)として、5年生では社会科と関連させ田植えや稲(いね)かりを体験しながら、働くことや生きることの大切さを実感している。
 ほとんどの子は素足で田んぼに入るのは初めてで、カエルやザリガニ、アメンボなどの生き物にもびっくりしていた。最初はおそるおそるだったのが次第に笑顔に変わり、どろまみれになって明るく生き生きと活動する姿も見られた。
 収穫(しゅうかく)した米は家庭で調理し、写真もとって田んぼの持ち主に見せ、「おいしくいただきました」とお礼の言葉や感謝の気持ちを伝えた。ふだん当たり前に食べているものが、こんなに苦労して作られていることに気付くとともに、地域への愛着も育まれた。