歯車の仕組み、遊んで学ぶ/つくばエキスポセンター

つくばエキスポセンター(つくば市吾妻)で11月18日(土)から、歯車をテーマにした体験型の企画(きかく)展「すごいぞ!歯車!!くるくる回っていっぱいお仕事」が始まった。歯車を使った展示で遊んだり、動きを観察したりすることを通じて、その仕組みやものづくりについて理解を深めてもらうことがねらい。1月28日(日)まで。

 会場には、つまみを回すと歯車同士が回転して力を伝える様子などが見られるカラフルな機構模型や、歯車で動くオートマタ(自動からくり人形)と球が転がるからくり装置を組み合わせた「からくりアート」作品、さまざまな機械や道具に使われている歯車製品など、36点が並ぶ。特に目をひくのが、つくば市在住の美術・木工作家つちやあゆみさんが製作した全長10メートル近い大きな木製歯車のオルゴール。ハンドルを回すと歯車の下についた木の球が木琴(もっきん)に当たり、美しいメロディが奏でられる。

 企画を担当した松岡安希子さんは、「実際に回したり、観察したりしながら、機械やおもちゃの中で働いている歯車に少しでも興味を持ってもらえれば」と話している。

 関連イベントとして、11月26日(日)「時計を分解しよう!」、12月3日(日)「くるくる回せる『歯車バッジ』をつくろう!」、1月13日(土)・14日(日)「コロコロ装置工作」が開かれる。くわしくは同館ホームページ