龍ケ崎市/八原小学校

青空に向かって解き放て 私たちのメッセージバルーン
龍ケ崎市立八原小学校は、市内で2番目に長い歴史を持つ小学校だ。明治7(1874)年の龍ケ崎小に続き、明治8(1875)年に八原小の前身の一つの八代小が創立した。今年度は創立150周年をむかえ、記念行事として11月20日(木)には、龍ケ崎市魅力(みりょく)ある学校づくり推進事業の一環(いっかん)として「創立150周年を祝う会」を開いた。
八原小の長い歴史をクイズでふり返る
創立150周年を祝う会では、計画委員会による児童集会が開かれ、クイズで学校の歴史をふり返った。明治8年創立の八代小と、明治10(1877)年創立の貝塚原小が、昭和12(1937)年に合併(がっぺい)し、両校から1文字ずつ取って八原小となったことや、龍ケ崎ニュータウンの完成により地域が発展し、平成25(2013)年ごろには1000人近い児童が集うマンモス校になったことなどが紹介(しょうかい)された。
副校長は「創立以降これまで積み重ねられてきた150年の歴史をふり返ることで、地域をはじめ多くの人に支えられてきたことを実感し、感謝の気持ちを育むとともに、良き伝統を継承(けいしょう)し、夢や希望を持って明るい未来を築き、地域に貢献(こうけん)する態度を育成したい」と記念行事の意義を話した。
メッセージで飛ばした八原小や龍ケ崎の良さ
午後にはバルーンリリースが行われた。PTAボランティアの協力を得て、全員に風船が行きわたると、計画委員会によるカウントダウンを合図にいっせいに風船を放し、無数の風船が空高くまい上がった。
風船には子どもたちが書いたメッセージカードをつけた。高学年の児童は龍ケ崎市や八原小の良いところをたくさん紹介(しょうかい)し、低学年は学校での生活の様子などを書いた。「八原小は楽しいところ。サクラとイチョウがきれいです」「これからも八原小を大切にしたい」などの言葉が並び、「ぜひ八原小に遊びに来てね」と結んでいた。
学校を愛する気持ちを未来にも伝えたい
記念行事について教頭は「子どもたちが自ら思いを発信できるものにしたかった。150周年の節目に自分たちがこの学校に在籍(ざいせき)していることを意識し、地域や学校に対する愛情やほこりを持って、よりよい校風を作ろうとする心情を育てていきたい」と話した。
校長は、150周年は子どもたちが学校の歴史の重みを感じ、地域の方々の思いを知る貴重な機会だと話し、「いま本校に通う子どもたちが大人になり、自分たちの子どもが八原小に通うようになったとき、『お父さんやお母さんのときに150周年をやり、バルーンリリースで盛り上がったよ』などと親子で話してもらえるといい」と未来にまで思いをはせた。


