つくばみらい市/伊奈東小学校

防災士に学ぶ「防災教室」を開催 地域全体で災害への備えを
つくばみらい市立伊奈東小学校では、昨年11月25日(火)、全校を対象とした防災教室が開催(かいさい)された。NPO法人茨城県防災士会から6人が講師として訪れ、学年に応じた内容で講義や活動を行った。1・2年生は、かるたを通して楽しく学び、3・4年生は防災バッグづくり体験、5・6年生は避難(ひなん)所開設についてのグループワークを実施(じっし)。子どもたちにとって防災について学べる貴重な機会となった。
かるたを通して災害への備えを学ぶ
防災教室は、身近に起きる自然災害の仕組みや危険について学習し、児童の危機意識を高めることや判断力や行動力をつけることがねらい。青少年育成会とともに計画し、今年度初めて行われた。1・2時間目は、1・2年生が体育館に集合。スライドを見ながら町の中でどこが危ないか考えたり、発泡(はっぽう)スチロールのブロックを積み上げ、ブロック塀(べい)の危険性を体感したりした。「実際のブロックは1個約10キロ。塀がたおれたら200キロ以上の重さがかかる。必ずこの高さ以上塀からはなれて」「地震(じしん)がきたら『危ないものからはなれる』『ダンゴムシのポーズ』この二つを覚えて」という講師の言葉にうなずいていた。最後は5人前後のグループに分かれ、防災かるたを実施。「171 伝言ダイヤル 忘れずに」「ホイッスル いつもかばんに 入れておこう」など、読み札と絵を通し、災害への備えを楽しく学んだ。
グループワークで避難所開設を体験
3・4時間目は5・6年生が対象。災害や防災の定義、避難場所と避難所のちがいなどを学んだ後、「つくばみらい市で震度6強の地震が起き、伊奈東小学校を避難所として開設する」ことを想定し、避難者の部屋割りを考えるグループワークを行った。学校の教室配置図を確認しながら、立ち入り禁止の部屋や使えるトイレを決め、避難者が300人いた場合、どう割りふるか考えた。決まってきたところで、「追加の受け入れ要請(ようせい)がきた」「ペットといっしょがいいという人がいる」など難しい課題に、子どもたちは積極的に取り組んでいた。
家庭や地域全体の防災意識の高まりにも
講義を終えると、最後は「今日覚えたことを、一つでもいいからお家の人に話してね」との言葉でしめくくられた。子どもたちが知識を得られるのはもちろん、家庭や地域とのつながりを強め、全体で防災意識を高めるきっかけにもなりそうだ。校長は「子どもたちと災害への備えや地域とのつながりを考えるきっかけとして、今年度初めて実施した行事。今後も身につくよう継続(けいぞく)していきたい」と思いを述べた。


