つくばみらい市/谷和原小学校

日々の活動から行事まで縦割り班活動が育む絆
つくばみらい市立谷和原小学校では、学校の創立記念日にあたる11月18日に記念行事を開催(かいさい)している。今年度は「世界あそび万博」と題し、学年の枠(わく)をこえてさまざまな遊びに親しんだ。縦割り班での活動が積極的に行われ、子どもたちのかかわり合いの中で、思いやりの心が育まれている。
みんなで楽しんだ「世界あそび万博」
十和小と谷原小が統合し、令和5年11月18日に開校した谷和原小。今年度の創立記念日は、一般社団法人あそび庁の人が訪れ「世界あそび万博」が開催された。当日は、先生同士のつながりをきっかけに、茨城県城里町にある七会小の3~6年生を招き、交流を深めた。児童全員が体育館に集まり、まずは世界各地のじゃんけんや、アメリカの遊び「ペットボトルフリップ」を体験。その後は1~6年生の縦割り班に分かれて行動し、フィンランドのスポーツ「モルック」や、ビー玉と紙コップを使い、床(ゆか)の上でカーリングのようにプレーする「カローリング」などに取り組んだ。
同小は全学年が単学級で、日ごろから縦割り班で活動する機会が多いこともあり、この日も高学年が低学年を自然にリード。困っている子がいたら、そばにかけつけ、ルールを教えてあげるなどして、全児童が楽しむ姿が見られた。
スポーツの行事も学年の枠をこえ協力
運動会にあたるスポーツフェスティバルや、12月の駅伝大会でも、縦割り班で活動する機会は多い。スポーツフェスティバルは学年競技のほか、縦割り班競技としてボール送りとリレーを行い、年れいや能力に関係なく全員で楽しむことを目指す。勝敗は全体の総得点ではなく、競技ごとに決まるため、どの競技も大いに盛り上がった。児童からは「みんなで協力してできたのが良かった」という感想が多く聞かれた。駅伝大会では、1~3年生と4~6年生それぞれで数チームに分かれ、全員でゴールを目指してたすきをつないでいく。チームでの練習を重ねることで絆(きずな)を深め、連帯感を築くことにつながっている。
縦割り班活動で育つ「やわらっ子」の文化
日々の清そう活動、昼休みの外遊びも縦割り班で行う同小。「どの学年で分けても『上の学年が下の学年のめんどうをみる』ことが自然にできている。進級すれば、これまで自分がしてもらったことを下級生にしてあげるという循環(じゅんかん)も生まれ、学校の文化になりつつある」と教頭。少人数ならではのアットホームなふん囲気の中、思いやりのある「やわらっ子」がのびのびと育っている。

