龍ケ崎市/川原代小学校

地域の人たちのサポートが 豊かな体験学習と学びにつながる
龍ケ崎市立川原代小学校は毎年1月、川原代ふれあい協議会による「ならせもち」の行事に参加し、伝統文化を体験している。今年ももちつきをしてつきたてのもちを味わったり、木の枝に紅白のもちを付けたりして、健康や豊作を願った。地域の人たちのサポートで体験学習を行うなど、地域とのつながりが強く、秋の「川っ子ふれあいまつり」では合唱や和太鼓(わだいこ)演奏を披露(ひろう)し、感謝の気持ちを伝えている。
地域の伝統行事「ならせもち」
まだ寒さ厳しい1月14日(水)、川原代コミュニティセンターには「ヨイショ!」ともちをつく力強いかけ声や、つきたてのもちをほおばる子どもたちの笑顔が広がっていた。地域に古くから伝わる、健康や豊作を願う「ならせもち」の行事だ。川原代ふれあい協議会の人たちとともに臼(うす)と杵(きね)でもちをつき、雑煮(ぞうに)やあんこもち、きな粉もちにして味わった。また、紅白のもちを手で小さく丸め、一つひとつ木の枝に付けていった。みんなで協力し、まるで花を咲(さ)かせた木のような「ならせもち」が完成。同小の校内や市の施設(しせつ)にかざられ、地域全体で伝統行事を楽しんだ。
地域の人たちの支えで体験学習が実現
ふだんの学校生活でも、地域の人たちのサポートは手厚い。例えば5年生の田植え・稲(いね)かり体験では近所の農家の人が田んぼを提供してくれたり、校庭の植木は元庭師の人などが年2回手入れをしてくれている。11月に同小で行う地域合同防災訓練では、川原代ふれあい協議会や龍ケ崎消防署などの協力で、パトカーや消防車見学、煙(けむり)ハウスや水消火器体験ができる。「小規模校ならではの地域とのつながりが強み。子どもたちの豊かな体験学習の機会となり大変ありがたい」と、教頭は感謝を表す。
合唱や和太鼓演奏で感謝を伝える
地域の人との交流の場として、もっとも大きな行事が「川っ子ふれあいまつり」だ。昨年度は11月8日(土)に開かれ、午前中の「ふれあい教室」は地域の人たちを招き、子どもたちと茶道体験や昔遊びに親しんだ。午後はPTA主体の「ふれあいまつり」が行われ、体育館に射的や輪投げ、おかしつりなどのゲームコーナーを設置。校庭ではバザーも開かれ、にぎやかな一日となった。
まつりでは、子どもたちから地域の人たちへ日ごろの感謝の気持ちをを伝える「音楽発表会」も実施(じっし)。全校児童による合唱では、息の合ったハーモニーをひびかせた。続いて太鼓クラブが力強い和太鼓演奏を披露。地域の人の指導のもと練習してきた成果を発揮し、体育館は大きな拍手(はくしゅ)に包まれ、あたたかな会となった。


