牛久市/中根小学校

「開かれた学校」を目指して学校・保護者・地域が協働で学校づくり
牛久市立中根小学校では、「開かれた学校」を目指し、保護者や地域の人たちとともに相互(そうご)理解と共感に基づいた学校づくりを行っている。さまざまな場面でサポートしてくれる保護者や地域の人たちの自律的な活動が、子どもたちの安全安心で充実(じゅうじつ)した学校生活を支え、「なかよく、かしこく、ねばりづよく」を体現した「中根っ子」を育んでいる。
保護者による自走的なボランティア
同小では、保護者や地域の人たちがさまざまな形でサポートしている。その一つが令和5年度に発足した「中根小サポーターズクラブ」。保護者主体のボランティア組織で、主に授業にかかわるサポートを行う。年度初めには机やいすの高さ調整、1年生の給食配膳(はいぜん)の支援(しえん)、公園探検や町探検の引率、休み時間の校庭での見守りなどを行い、教職員が教育活動に専念できる環境(かんきょう)づくりを支えている。学校に足を運ぶことで子どもたちの学校での様子を知る機会にもなり、多くの保護者が参加。150人以上が登録し、都合に合わせてできるときにできるサポートを行っている。
地域や保護者との協働による教育活動
長年、子どもたちの登下校を見守っているのは地区社会福祉協議会の人たち。青いベストを着て交差点など危険な場所に立ち、交通指導をしてくれる。学校自慢(じまん)の一つである中根小農園では、子どもたちが農園ボランティアのサポートで、大根やサツマイモ、ジャガイモなどの種まき、苗(なえ)植え、収穫(しゅうかく)を体験。地域人材の活用にも積極的に取り組み、市内在住のアーティストによる親子アート体験では、体育館に敷きつめたブルーシートの上で画用紙や各自が着ている白いTシャツに絵の具で手形をつけ、床に並べて大きな花を完成させた。
ほかにも保護者の有志による「お話の窓」が月に1回、読み聞かせをしてくれたり、水泳学習やミシン学習などの際には保護者がサポートに来てくれたりする。授業協力を通して保護者にも教育活動への理解を深めてもらい、教員との協働指導によりきめ細やかな学びを実現している。
地域とともにつくる開かれた学校
開かれた学校を目指す同小では、学校運営協議会の委員に授業を参観してもらい、さまざまな意見をもらっている。教職員だけでは気づかない視点からの提言や、地域の情報などを共有し、より良い学校づくりに生かしている。「学校は教職員だけでなく、保護者をふくめた地域の方々と共につくり上げていくもの。大人が手を取り合い、共に教育をつくり出す背中を子どもたちに見せることが、未来を拓く子どもたちへの最高のおくり物になる」と教頭。これからも学校と保護者と地域が協働で、子どもたちを育んでいきたいと考えている。


