つくばみらい市/福岡小学校

伝統文化の体験や多世代交流で地域とのつながりを深める

 今年で創立149年目をむかえた歴史あるつくばみらい市立福岡小学校は、小規模校だからこそ地域とのつながりが深く、多世代交流の機会もたくさんある。毎年3・4年生は、地区の伝統文化「福岡太鼓(たいこ)」を習い、「福岡秋まつり」のステージで披露(ひろう)する。「福岡もちつき大会」など地域の行事が同小で開催(かいさい)されることもあり、子どもたちにとって貴重な体験の場になっている。

笑顔があふれた「福岡秋まつり」

 昨年度は10月25日(土)に行われた「福岡秋まつり」。メインイベントのひとつが、3・4年生による「福岡太鼓」の演奏だ。総合的な学習の時間を利用し、福岡盆踊り(ぼんおどり)保存会の人たちから太鼓の打ち方や笛の吹き方を教わり、7月から練習を重ねてきた。上級生のステージを毎年見ている子どもたちは、自分の番を心待ちにしており、自主練習を申し出るなど積極的に取り組んだ。当日は太鼓、笛、当り鉦(あたりがね)を演奏し、福岡地区に昔から伝わる曲「盆踊り」を披露。迫力(はくりょく)あるステージに、在校生や地域の人から盛大な拍手(はくしゅ)が送られた。
 その後は縦割り班に分かれ、PTAや青少年育成会が企画(きかく)する遊びのブースを回った。昨年度はボッチャやカーリング、バルーンアート、紙トンボ作り、輪投げ、おかしすくいなどのブースが登場。地域の人たちと交流を深めながらさまざまな遊びに親しみ、笑顔があふれる一日となった。

正月の地域行事「福岡もちつき大会」

 学校行事に地域の人が参加・協力するだけでなく、地区の伝統行事に子どもたちが参加することもある。1月18日(日)には、青少年育成会福岡支部が主体の「福岡もちつき大会」を校庭で開催。正月の伝統文化を体験しながら、多世代交流を深めた。当日は朝からもち米をふかし、みんなで力を合わせてもちつき。子どもたちも進んで杵(きね)を持ち、地域の人のサポートを受けながら一生けん命に取り組んだ。つきたてのもちをしょうゆもちやきな粉もちにして味わったほか、けんちん汁(じる)のふるまいもあり、子どもたちからは「楽しかった」「おいしかった」と喜びの声が聞かれた。

これからも地域に親しまれる学校に

 地域の支えや温かな見守りの中で、充実(じゅうじつ)した学校生活を送る同小の子どもたち。「地域の人たちと行う体験活動が、貴重な学びの場になっている。今年度は青少年育成会とともに田植え体験などを計画している」と教頭。校長も「3世代でこの学校に通った家庭もあり、親しみをもって協力してくれる人に支えられている。これからも地域とのつながりを大切にしていきたい」と感謝を述べた。