つくばみらい市/小絹小学校

子どもたちが主体となって学校伝統の「黙働清掃」にはげむ

 つくばみらい市立小絹小学校では、しゃべらずに集中してそうじをする「黙働清掃(もくどうせいそう)」が伝統的に行われており、一昨年度からより力を入れて取り組んでいる。一方的に強制するのではなく、「どうすればみんなで黙働清掃を達成できるか」と子どもたち自身が考え、スローガンやルールを作るなど主体的に行動している。そのため、学校の文化としてしっかり根付いている。

今年度のスローガン達成を目指して

 静かにそうじをすることで効率が上がり、集中力が高まるとともに、協力や気配り、努力の心などが育つ「黙働清掃」。同小は今年度、学校経営スローガンに「大好きです!小絹小学校!あいさつとやさしさと黙働清掃で 笑顔と感動があふれる学校をめざして」をかかげ、より積極的な取り組みを進める。
 昨年度までは、6年生の実行委員が呼びかけのポスターを作るほか、各そうじ場所に環境(かんきょう)整備委員が「黙働清掃中」と書かれたコーンを置くなど、意識づけの活動を行ってきた。今年度からは、毎月末に「黙働清掃強化週間」を設け、4~6年生の各クラスから数名が1~3年生のそうじ場所へ指導に行ったり、そうじの時間中に環境整備委員からの放送で黙働を呼びかけるなど、新たな取り組みを予定している。

6年生が各学年にプレゼンテーション

 昨年度は、6年生の実行委員と計画委員会の黙働清掃推進チームによる活動も成果を上げた。まず、先生が撮影(さつえい)したそうじの様子の動画をみんなで確認し「指示の声や『ここにゴミがある』という声が大きい」「道具を使う音や足音が気になる」など意見を交かん。そして、三つの「き」(きれい・きりかえ・きもちをこめて)という「黙働清掃のスローガン」と、「そうじの前に役割を決めよう」「声は最小限で」「先生がいなくても静かに」など「五つのルール」を自分たちで考えた。さらにタブレットで資料を作り、朝の時間に各クラスへ足を運び、スローガンとルールについてプレゼンテーションを実施(じっし)。対象の学年に応じて、伝わりやすいよう表現を変えるなど、資料作りも工夫した。こうした子どもたち主体の取り組みにより、黙働清掃は年々学校の文化として根付いている。

ふだんの生活にも黙働清掃の成果

 校長も専用のビブスを着ていっしょにそうじをするなど、先生も一体となり行っている同小の黙働清掃。5学年主任・計画委員会担当の先生は「今年度は高学年がお手本の動画を作り、見ながら話合いをするなどして実践(じっせん)を強めていきたい」と語る。着任以来6年間、清掃担当を務める先生は「そうじ以外の場面でも、以前より落ち着いて行動できるようになるなど成果が表れている。今後も改善しながら続けていきたい」と思いを述べた。