昔の道具「高機(たかばた)」
機(はた)は糸から布を作る(「織る」といいます)ための道具です。
写真の機は地面より高い所に座(すわ)って布を織るため「高機(たかばた)」とよばれています。
布は左の図のように、よこ糸をたくさんのたて糸に1本ずつ組み合わせて作られます。
機を使うことにより、たて糸とよこ糸を組み合わせていく作業をまとめて行うことができるのです。
ふつうは横38センチ・たて50センチの布を織るのに2時間くらいかかるそうです。
昔の人はこうして織りあげた布で着物を作っていました。