昔の道具「薬研(やげん)」

昔のお医者さんなどが使っていた、薬を作るための道具です。

昔の薬は草木の根や葉などから作られていました。

薬研は細長いお皿のような部分と、取っ手のついた丸い鉄の輪(薬研車=やげんぐるま)の二つからできています。

お皿のような部分には底が細くなっているくぼみがあります。

薬を作るときは、このくぼみに材料を入れ、上から薬研車の輪の部分をおしつけて前後に転がします。

このようにして材料を小さくくだき、薬として使えるようにしていました。

薬をつくるところ。薬研車を前後に動かす。

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館