科学工作教室で二足歩行型ロボット/トヨタカローラ南茨城牛久店

トヨタカローラ南茨城牛久店(牛久市柏田町)で11月19日(土)、科学工作教室「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」(主催:トヨタカローラ南茨城・トヨタ自動車)が開かれた。教室には7組15人の親子が参加し、モーターの力で進む二足歩行型ロボットを組み立て、科学の魅力(みりょく)にふれた。

 トヨタ自動車の技術者を中心とした「トヨタ技術会」の有志が講師となり、工作キットを使って本体のプラスチックのプレートに電池ボックスやモーター、うで、足のパーツなどの取り付け方を説明。固い部品を切断する工程ではニッパーを力いっぱいにぎる子どもや親子で協力して作業に当たったりしていた。そばにいた講師たちは「みぞに合わせて半分ずつ切って」と声をかけていた。

 講師の一人で進行役の金田民洋さんは「ロボットの動きを見て親指の位置とかかとの位置を調整して」とアドバイス。ロボットが思うように進まない子どもには、ひざのネジのしめ具合で動きがなめらかになることを解説していた。

 最後に自作のロボット同士で相撲(すもう)を取り完成度を確認。子どもたちの一喜一憂(いちゆう)する姿が見られ盛り上がった。 「ビスをはめるところが難しかった」「モーターの電極にコードを付けたのが楽しかった」と参加児童から声が上がった。

 講師を務めた一戸光行さんは「作って終わりではなく、余った部品で何か工夫しようとする気持ちが芽生えてくれるとうれしい」と期待を寄せた。

 また、幡谷史郎代表取締役社長は「プロの技術者たちとの関わりや体験が子どもたちの未来のきっかけになってくれれば」と締めくくった。