ピンク色着ていじめにNO 茨城YMCA「ピンクシャツデー」
2月の最終水曜日にピンク色の服や小物を身に着けて、いじめ反対の意思表明をする「ピンクシャツデー」の2月28日(水)、つくば市東新井の茨城YMCA東新井センターでは、同センターの学童保育に通う約100人の児童が、いじめや差別について考えた。
ピンクシャツデーの取り組みは2007年、カナダでピンク色のシャツを着た男子学生へのいじめを知った上級生らが、同じ色のシャツを着ていじめを止めた実話がきっかけで始まった。現在は世界中に広まっている。
総主事の宮田康男さんは、カナダのエピソードを紹介(しょうかい)し、「その人の見た目が自分とちがうからと言って、差別するのはひきょうなこと。人にされたらいやなことはしない。してもらったらうれしいことをしてください」と呼びかけた。
ピンクのトレーナーを着たつくば市立竹園西小3年の女子児童は「いじめられると気持ちが真っ黒になる。いじめない活動が大事」、服やくつ下もピンクでそろえた同市立二の宮小3年の女子児童は「いじめは悪いことだから、反対したい」ときっぱりと話した。
また外部の人にも知ってもらおうと21日(木)には、スタッフと児童がつくば駅前など3か所で、ピンクシャツデーの取り組みをアピールした。