取手市/桜が丘小学校

学校を支えるSTサポーター 地域と共に育てる「桜っ子」

地域とのつながりが深い取手市立桜が丘小学校では、地域の人たちがさまざまな場面で学校生活のサポートをしてくれる。登下校の見守り、環境(かんきょう)整備、学習支援(しえん)など、STサポーターの協力により、子どもたちは安全安心な学校生活が送れると同時に、地域の人たちとの交流から豊かな心を育んでいる。

子どもたちを見守るサポーター制度

 「できることを」「できる時間に」をモットーに昨年度からスタートしたST(桜が丘・高須地区)サポーター制度。登下校や休み時間に子どもたちを見守る「見守り」、学校敷地(しきち)内の除草(じょそう)作業や花だんの手入れを行う「グリーン」、家庭科や図工などの授業の補助や行事のサポートを行う「スタディ」のグループがある。保護者はもちろん、地域の人たちにも積極的に声をかけたところ、もっと学校とつながりたい、子どもたちを手助けしたいという人たちに届き、およそ30人が登録してくれた。サポーターの人たちの手によって学校の環境(かんきょう)が整えられ、登下校や学習の際も大人たちに見守られて、子どもたちは安心して学校生活を送ることができる。

昔遊びで交流した桜小フェスティバル

 学校を支援したいという思いは、サポーターに登録していない人たちにも広がっている。2025年11月に行われた「桜小フェスティバル」で学校運営協議会のメンバーが昔遊びのブースを出展した際には、口こみで集まったたくさんの地域の人たちが手伝いに訪れてくれた。子どもたちといっしょにけん玉やお手玉、輪投げ、竹ぽっくり、あやとりなどで遊び、大人も子どもも笑顔があふれた楽しい交流の機会となり、会場に設置したお手紙コーナーには、「いっしょに遊べて楽しかった」「いつもありがとう」など、子どもたちからの感謝のメッセージがたくさん集まった。
 さらに地域とのつながりは広がり、3月には地域の人を講師に招いて琴(こと)の体験会を開いた。始めに琴の演奏を聴(き)かせてもらい、その後、5年生が「さくらさくら」の演奏に挑戦。初めてふれる琴に興味をもって楽しく取り組み、貴重な体験をすることができた。

大切に育てる思いやりや感謝の心

 「咲き誇(ほこ)れ 思いやりの桜、伝えよう 感謝のありがとう」をスローガンに令和8年度をスタートした同小。地域の人たちとの交流を通して、感謝の気持ちや思いやりの心も育みたいと、これまでも運動会に招待状を出したり、登下校を見守ってくれるサポーターにお礼の手紙をわたしたりしてきたが、今後はさらにありがとうの気持ちを伝えられる機会を増やしていきたいと考えている。地域の力を生かし、学校、保護者、地域が協働で、心豊かな「桜っ子」を育てる学びが行われている。