水戸市/内原小学校

個性かがやくステージ発表 子ども主体の活動を大切に

 水戸市立内原小学校では、子どもを真ん中に、教職員や家庭・地域が一丸となって子どもたちを育てる「共育」の輪を大切にしている。共に育ち、育てあう輪の中には、子どもたち同士のつながりも欠かせない。縦割り班活動や学校行事などの特別活動を通じてさまざまな人や物事とかかわりながら、子どもたちは日々成長していく。

特技を堂々と発表主体性をのびのび育む

 3月3日(火)に開かれた「もちの木オンステージ」は、ダンスやピアノ、リフティングなどの特技を全校児童の前で発表する場だ。ステージに立つのは、自ら手を挙げ、オーディションに合格した子どもたち。昨年度合計6回行われた発表では、「みんなを楽しませたい」と漫才(まんざい)をしたコンビや、「たくさんの人に知ってほしい」とAEDの使いかたを紹介(しょうかい)した子もいた。
 発表の間、大人たちが前に出ることはほとんどなく、司会進行も代表委員が務める。「常に『子どもたちが真ん中』を意識し、主体性を尊重している。堂々と発表する姿や、司会の台本も自らつくるなど積極的な姿を見てほこらしく感じる」と、校長は目を細める。

認めて、任せることで前向きな気持ちが育つ

 子どもたちの活動を支える先生は、「特別活動は、やる気や発想力を育む絶好の場。意見やアイデアが出しやすいふん囲気をつくるとともに、『それはみんなのためになるかな?』『もっと安全な方法はないかな?』など、考えを否定することなくより良い方向へ導く呼びかけを心がけている」と話し、「活動を応えんし、力を貸してくれるほかの先生方の存在も心強い」と言葉を続ける。

地域にも見守られ、共に育つ仲間たち

 昨年12月17日(水)に開かれた「もちの木プロジェクト」も、子どもたち主体のにぎやかな特別活動だ。第一部は、20年来続く米づくり体験のサポートや登下校時の見守りなどでお世話になっている地域の人を招いて行われる「感謝の集い」。第二部は、5・6年生や地域団体が用意した遊びのブースをみんなで楽しむ「もちの木まつり」。なぞとき迷路やボッチャなどさまざまなブースを縦割り班でまわって楽しんだ。  また、当日に学級閉さで参加できなかったクラスのために、後日休み時間を利用して開かれたミニまつりも、子どもたちの発案によるもの。「他者を思いやって自ら考え、行動できる力は将来の可能性を広げてくれる。子ども主体の活動から生まれる、想像をこえる成長にこれからも期待したい」と校長は話す。