水戸市/石川小学校

「いごこちのよい学校」を目標に対話のある学校づくり

 水戸市立石川小学校は、来年6月に創立70周年をむかえる。現在、校舎の長寿命(ちょうじゅみょう)化建設工事が進められており、来年2月に昇降(しょうこう)口がバリアフリーの新校舎に引越しをする。同小では「一人一人のよさを生かし、活力に満ちた温かい学校づくり」をテーマに、一人一人の居場所がある教育が進められている。

一番の目標は「いごこちのよい学校」

 「いごこちのよい学校」であるために、同小では対話を大切にしている。対話のある授業を行うことはもちろん、学力と芸術面の両輪に力を入れ、一人一人の居場所があり、認められる場所がある学校づくりに努めている。

 図工・美術教育では、昨年度は全国教育美術展で、県内で1校が選ばれる学校賞を受賞した。今年度は全国子ども陶芸(とうげい)展に5年生全員が創作陶芸を出品。夏休みに茨城県陶芸美術館に展示されるのを楽しみにしている。

地域といっしょにみんなで学校づくり

 同小の活動に地域の人たちが協力的で、温かい学校づくりが進められている。あいさつ運動には、PTAや地域の人たちがたくさん参加してくれ、子どもたちは元気なあいさつから一日を始めている。

 コロナ禍(か)でできなくなっていた地域のお祭りである「石川かぼちゃ祭り」も昨年度から本格的に再開し、地域の人たちがつくってくれた野外ステージでは、同小と石川中学校の児童・生徒が歌やダンスなどを披露(ひろう)。かぼちゃの絵画や標語で交流し、楽しい時間を過ごした。

 また、5年生最初の調理実習、「おいしいサラダをつくろう」には、石川地区食生活改善委員のメンバー8人がゲストティーチャーとして来てくれた。野菜の切り方や下処理を教わり、自分たちで作った料理をおいしく味わった。地域の人がいっしょに教育にたずさわり、学校と地域がパートナーとして連携(れんけい)・協働しながら子どもたちを育てている。

60年の歴史があるマーチングバンド部

 茨城県内で一番長い歴史をほこる同小マーチングバンド部は、2年生から6年生まで40人が所属し、昨年度は2回の全国大会で2回とも金賞にかがやいた。ダブル金賞は、部の創立以来3回目となる。地域の応援(おうえん)にお礼の気持ちをこめて、毎年「ありがとうコンサート」を開催したり、市民運動会など地域のイベントで披露したりしている。「子どもたちのおじいちゃんが初代の部員であったり、お父さんやお母さんがOBやOGであったりすることから支えてくださる力も熱く協力的。地域とともにある居心地のよい学校で育ち、将来の水戸を支える人になってほしい」と校長は話していた。