龍ケ崎市/長山小学校

小学生新聞

あいさつの温かさに包まれて 良い行いが学校全体に広がる

龍ケ崎市立長山小学校では毎朝、校長自ら校門に立ち、あいさつで子どもたちを出むかえている。着任直後の一昨年4月から始まって、やがて先生たちや、企画(きかく)委員会の児童も自主的に加わり、「元気な声であいさつしましょう」「笑顔がすてきですね」などのカードをかかげ、元気で明るいあいさつ風景が広がっている。

フォーラムで高まる 一人ひとりの意識

 長山小では、学校全体であいさつの機運を高めようと「長山小あいさつフォーラム」を毎年開いている。企画委員会と各クラスの代表児童が会議室に集まり、各教室ともオンラインでつなぐ。今年のフォーラムでは、元気なあいさつをするにはどうすればいいか、なぜあいさつが必要なのかなどについて話し合った。

 フォーラムの後に行ったアンケートでは、「元気にあいさつしていますか」という質問には91・2%、「あいさつは必要だと思いますか」という質問には97・9%の児童が「はい」と答えていた。子どもたちも、朝のあいさつをすると一日が気持ちよく始められることを実感し、あいさつの意義や大切さを理解するとともに、気持ちのこもったあいさつができるようになってきたという。

あいさつ大賞で みんなのお手本に

 冬休み前の表彰(ひょうしょう)集会では、あいさつで一年間がんばった子を「さわやかあいさつ大賞」として表彰している。令和4年度の大賞は2年生の児童2人。表彰の後にみんなの前で、いつものようにあいさつをしてもらった。一人は、気持ちがにじみ出るような自然な笑顔とさわやかなあいさつが印象的。もう一人は、必ず一人ひとりの前で立ち止まり、「〇〇先生、おはようございます」と名前を呼んでおじぎをする。これを見て「こんなあいさつをしていたんだ」とみんながおどろいた。次の日から、同じようにていねいなあいさつをする子が、少しずつ増えていった。

 「中には、はずかしくて大きな声が出せない子もいるが、自分にできるあいさつをしてくれれば大丈夫(だいじょうぶ)。挨拶(あいさつ)という漢字は、心を開いて相手をむかえ入れる様子を示している。その本当の意味を考えてほしい」と校長は話す。

あいさつから始まる 元気で楽しい学校

 最近、あいさつのとき先生とハイタッチをする子が多くなった。最初は一人の子が勇気を出して始め、それを見てみんながするようになった。あいさつをした後に一言二言、昨日あった出来事など会話を交わす子も増えている。

 「ハイタッチも会話も、相手と積極的にふれ合おうとする気持ちの表れ。コミュニケーションを大事にし、人とかかわりながら生きる力を身に付けてほしい。これからの世の中ではそれが一番必要。あいさつを入口として、一人ひとりの成長や他分野への広がりにつなげ、本校のスローガン『元気で楽しい学校づくり』を実現させていきたい」と校長は語っている。