つくば市/学園の森義務教育学校

それぞれの目標に向かいみんなで目指す「挑戦王」

 つくば市立学園の森義務教育学校のスクールモットーは「挑戦(ちょうせん)・創造・協働」。その中の「挑戦」を具現化させようと、全員で「挑戦王宣言」をしている。勉強に限らず、興味があることやがんばりたいことなど何か一つ目標を決め、一人ひとりが4月に宣言を発表。それを1年かけて達成できるよう、活動に取り組んでいる。

マンダラチャートで目標達成の道を探る

 自分は何の挑戦王になるのか、そのために何をがんばるのか。それを考えるうえで活用しているのが「マンダラチャート」だ。真ん中のわくに最終的な目標を書き、周りのわくには具体的にどういう取り組みをしていくのかなどを書く。

 例えば昨年の6年生で「リーダーになりたい」という目標をかかげた子は、具体的な取り組みの一つとして、体育祭実行委員に立候補した。「それまでは人前に出るのがはずかしかったが、実行委員をやることで自信が持てた」と話している。

 校長は一人ひとりのチャートに目を通し、応援(おうえん)の言葉などを書き入れて返している。また、特にがんばっている子は校長室に呼んで話を聞き、全校集会などの場でみんなに紹介(しょうかい)している。紹介された子はほこらしい気持ちになり、まわりの子には「自分もがんばろう」とはげみになっている。

 「体験から子どもたちが学ぶことは多い。失敗してもいいからやってみようという気持ちを持たせたいと思って始めた。年間を通してがんばる力が身に付くといい」と校長は期待する。

授業に生成AIを活用全学年で取り組みも

 同校は昨年度から、生成AI(人工知能)を活用した授業に取り組んできた。1年生では人型ロボット「ペッパー」との対話を体験するなど、各学年で取り入れ始めている。

 4年生は画像生成を体験。国語の授業で友達にすすめたい本を選び、その良さや魅力(みりょく)が伝わるような画像をAIに指示して作らせた。出てきた画像はそのまま使うのではなく、それを参考にしながら絵をかくことで、自分たちのものにしていく。

 「AIを使うと文章やイラストがすぐにできてしまうため、どうしても楽な方へ行きがちになる。どう自分たちの学びに生かすのか気を付けて、効果的に使っていきたい」と校長。「例えばAIが誤った情報を出すこともあり、そうしたメリットやデメリットも理解しながら付き合うことが必要。難しさもあるがAIはこれからの時代に欠かせない技術。使い方や使う意味なども検証しながら、個別最適の学びの実現に役立てていきたい」と話している。