星の世界「中秋の名月」

「月」©国立天文台

今年は9月17日が「中秋の名月」です。
中秋の名月とは、旧暦(きゅうれき)の8月15日の夜に見える丸い月のことで、「十五夜」とも呼ばれています。
昔の人たちは、旧暦の7月から9月までを「秋」としており、その真ん中である、旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」として、お月見を楽しんでいました。

 中秋の名月は必ずしも満月とは限りませんが、一年で最も美しい月とされています。
秋は空気が澄(す)んでいること、秋の満月は夏よりも高く、見やすい位置にのぼってくるため、お月見を楽しむには良い時期です。
お月見では、秋の収かくに感謝してお団子とともにイモや豆などをお供えします。

 今年は中秋の名月の翌日、18日が満月です。夜空が晴れていたら、お月見を楽しんでくださいね。

協力:つくばエキスポセンター