昔の道具「かつお節(ぶし)削(けず)り器」
かつお節といえば今では小さな袋(ふくろ)に入ったものがふつうですが、今から50年くらい前までは、それぞれの家で食べる時に大きなかつお節から削っていました。
その時に使われていたのが「かつお節削り器」です。箱のような形で上に刃(は)がななめに出ていて、下に引き出しが付いています。
削る時は、かつお節を箱の上ですべらせるように刃に向けておして行きます。
するとかつお節が刃に当たって、うすく削られて下の引き出しにたまっていきます。
かつお節は削りたてがおいしいので、今もこの道具は使われています。
協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館