昔の道具「筋(すじ)付けと田植え縄(なわ)」

筋つけ

昔は田植えのとき道具を使わず、おおざっぱに苗(なえ)を植えていました。
しかしおよそ100年以上前から、写真のような道具を使ってまっすぐ植えるようになってきました。
 上の写真のフォークのような道具は「筋付け」と言い、これでどろの上に何本も線を引きます。
もう一つの道具は「田植え縄」と言う、同じ長さごとに印をつけたロープです。
このロープを筋付けで引いた線にそって張り、印に合わせて苗と苗のはばをそろえながら植えていきます。
 苗の植え方が変わると、農作業がやりやすくなり、お米のとれる量も多くなりました。

田植え縄

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館