未来の研究者に!

 大洗フェリーターミナル(大洗町)で、小中学生向けの海藻探求イベント「海藻ヒーローズ!・・・おいしさのヒミツを探れ!」が 3月29日(土)・30日(日)の2日間行われた。東大発海洋ベンチャー・イノカと商船三井が協力して海の未来を拓くために海の科学、おいしさの研究、SDGsをテーマにクイズや実験を通して海の大切さを身近に学んでもらうイベントで、両日とも小中学生が多く参加した。29日(土)は國井豊大洗町長もかけつけ、子どもたちの様子を見守った。この日参加した水戸市の4年生男子は「いろいろな実験ができて楽しかった」、同市内の4年女子は「海藻についてもっと知りたいと思った」などと話した。
 商船三井の向井恒道常務執行役員は「このイベントを通じて海、船、港に興味を持ってくれたら」と話し、今後もいろいろな体験ができるイベントを計画しているという。イノカの高倉葉太代表取締役CEOは「まずは海を面白がってほしい。そこで海の不思議を感じたり、大切にしようという気持ちが育ってくれたら」と子どもたちに期待をこめた。