昔の道具「鐘(かね)」

学校の授業の始まりや終わりは、時間割が決められています。今はスピーカーから放送されるチャイムで知らせています。では、この放送設備がなかったころはどうしていたのでしょうか。
 今から70年くらい前までは、用務員さんなどが写真の鐘を鳴らして、授業時間を知らせていました。鐘は上の持ち手をにぎってふると、中でつられている金具がぶつかり、音が鳴るようになっています。手でふって鳴らすので「ふり鐘」、「手鐘」とも呼ばれました。

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館