日本の野鳥/黒ずきんの「コジュリン」

 スズメくらいの大きさの小鳥。数が少ない絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)で、茨城県では利根川や霞ヶ浦のまわりの水辺に近い草原にすんでいます。子育てシーズンの初夏になると、オスの頭はずきんをかぶったように真っ黒になり、ヨシやススキ、セイタカアワダチソウなど、背の高い草のてっぺんにとまってさえずります。コジュリンがすめるような草原はだんだん減ってきているので、大切にしたい日本の野鳥のひとつですね。

協力/雪入ふれあいの里公園