昔の道具「蝿帳(はえちょう)」

蝿帳
「はいちょう」ともいいます。「蝿」という字は、虫の「ハエ」を表しています。昔は冷蔵庫がなかったので、食べ物を長くとっておくことができませんでした。特に夏はハエなどの虫が多くいて、ばい菌(きん)をつけるので、すぐ食べ物が悪くなってしまいます。
そこでハエが食べ物にくっつかないように、この蝿帳にしまいました。蝿帳はまわりに金網(かなあみ)がはられていて、ハエなどの虫は入れません。また金網のおかげで風とおしがよく、中が暑くなりすぎないようになっています。
協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館