昔の道具「万石通(まんごくとおし)」
前回紹介(しょうかい)した「ふるい」と同じように、米や豆などの粒の大きさをそろえる道具です。「万石」とも言います。
万石通は米などを入れる上の口と、入った米などが流れ落ちて行くななめの部分があります。
ななめの部分には金網(かなあみ)が張ってあります。
米などを入れ金網の上を流すと、網の目(すき間)が上のほうは小さく、下のほうは大きくなっているので、
それぞれの目の大きさごとに下に落ちて分けることができました。
これ一台で米などをふるいにかけるよりも早く、たくさん分けることができました。
協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館