森のおたより「クロナガアリ」

地面で小さな春を見つけた。クロナガアリと巣穴だ。
3月になると暖かい日が増え、巣穴から出てきて活動を始める。
クロナガアリは、イネ科植物の実を集めるちょっとかわったアリ。
牛久自然観察の森の畑では、エノコログサの種をせっせと運ぶ姿を見つけたことがある。
田んぼのあぜ道や芝生(しばふ)の広がる公園で見つかることもある。
探すなら背たけの低い草はらがおすすめ。
体長は5ミリほどで、米つぶくらい小さいので足元をよーく探してみよう。

協力/牛久自然観察の森