森のおたより「オオカマキリ」

日当たりのよい草むらを好み、バッタやチョウなどの小さなこん虫を食べて暮らしています。

体の色は「緑色」または「緑色と茶色」で、どちらも大きな動物に見つかりにくいように草の色と似ています。

昼間は草むらの中にいることが多いですが、気温が低くなる秋の朝は、草の上に出て日向ぼっこしていることがあるので見つけやすいかもしれません。

 10月中旬ごろになると、ススキやセイタカアワダチソウなどの茎(くき)に、白いあわを出しながらあわの中に産卵します。

あわはやがて茶色くスポンジのように固まります。

 卵は寒いかわいた北風や直射日光の熱から守られているかのように、スポンジの中に大切に包まれています。

協力/牛久自然観察の森