水戸市/吉沢小学校

みんなでいっしょに取り組む三つのプロジェクトが進行中
水戸市立吉沢小学校は、1984(昭和59)年4月1日に水戸市で26番目の小学校として開校。周辺は宅地や商業施設(しせつ)の開発が進み、児童数は年々増加している。サクラの木やクスの木、シイの木など豊かな緑の多い学校で、地域の人々に見守られながら子どもたちは元気に育っている。
三つのプロジェクトで元気な学校づくり
同小では、「自分の良さがわかり、友達と協働して学べる子の育成」を目指し、三つのプロジェクトに取り組んでいる。「学力向上プロジェクト」では、わかる授業づくりとして、つまずき支援(しえん)と一人ひとりに合った学びのサポートを行っている。タブレットなどを使いながら、自分の考えや思いを適切に多様な方法で表現できる授業に取り組んでいる。「豊かな心プロジェクト」では、感謝する心、思いやりの心の育成として、児童会や委員会など特別活動の活性化に力を入れている。また、多様な考え方を認め、問題を解決する力を育成するために、道徳の授業を充実(じゅうじつ)させ、人権意識を高めたり、異学年や地域の人たちとの交流を行ったりしている。「健康な体プロジェクト」では、家庭と連携(れんけい)して心と体の健康教育に力を入れている。
輝く笑顔のみんなが主役の運動会
6月1日(日)に、雨で1日延期となった運動会を開催(かいさい)。4月半ばから計画委員を中心に、運動会のスローガンの話し合いが行われ、「輝く笑顔のみんなが主役〜絆(きずな)を深め今まで以上の思い出を作ろう〜」に決定。生き生きと演技する姿や、応援(おうえん)する姿、係活動にがんばる姿が、吉沢の子どもたちのパワーを感じさせる運動会となった。係の5、6年生は、当日まで何度も係活動の動きを確認して運動会を支えてくれた。
広がる交流地域とともにある学校
地域とともにある学校づくりを目指す同小では、地域住民や保護者が、あいさつ運動や登下校の見守りなどの活動をしてくれている。さらに昔遊びを地域の高れい者が教えてくれたり、プール学習は保護者や大学生のボランティアが参加してくれたりしている。
毎年秋に開催される「吉沢フェス」は、PTAが中心となり企画から運営までを担い、金管バンド部の演奏やレクリエーションなどを行い、こう例の楽しいイベントとなっている。校長は、「自信を持ってどんなことにも取り組んでいこう。失敗してもだいじょうぶ、行動できたことに対して自信を持って先に進んでいってほしい」と元気いっぱいの子どもたちを応援している。