昔の道具「半鐘(はんしょう)」

これは町の人たちに、災害が起きたことを知らせるための道具です。鉄でできていて、木づちや金づちでたたくと大きな音が鳴ります。

 昔は町の中に「火の見やぐら」という高いとうが建っていて、半鐘がつり下げられていました。

火事などが起きると消防団の人が登って半鐘を鳴らしました。遠くの火事か近くの火事かでたたき方がちがいました。

 防災無線が使われるようになると、半鐘や火の見やぐらは姿を消していきました。

火の見やぐらと半鐘(約90年前の写真です)

協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館