星の世界「地球のおとなりの惑星を見てみよう」

7月1日20時頃の西の空©アストロアーツ

7月上旬(じょうじゅん)、西の空に、私たちの住む地球のおとなりの2つのわく星がかがやいています。

1つは「宵の明星(よいのみょうじょう)」で知られる金星、もう1つは赤くかがやく火星です。

 特に7月1日には、この2つのわく星は近づき、金星は1等星の約144倍であるマイナス4・4等級の明るさで、火星は2等級の明るさでかがやいており、見つけやすいです。ぜひ西の空の2つのわく星を観察してみてください。なお、等級とは天体の明るさを表す単位で、等級の数字が小さくなるほど明るい天体を表します。また1等級ちがうと約2・5倍明るさが異なります。

火星(ⒸNASA)
惑星の衛星写真(左:金星、右:火星)©NASA