体験型ゲームで元素を楽しく学ぶ/つくばエキスポセンター

つくば市吾妻のつくばエキスポセンターで3月16日(土)から、企画(きかく)展「世界の“もと”はげ・ん・そ!?~すべては118の元素のくみあわせ~」が始まった。会期は5月12日(日)まで。

 世界にあるすべてのものは、118種類の元素の組み合わせからできている。今展では、それらの元素を五つのステージ別に紹介(しょうかい)。体験型ゲームやパネル展示を通して、楽しく学ぶことができる。

 例えば、私たちの住む地球や宇宙がどんな元素でできているかに焦点(しょうてん)を当てた「コスモステージ」では、小さな元素である水素やヘリウムの構造をスーパーボールでつくるゲームを楽しんだり、地球を構成する元素をピンボールのようなマシーンで遊んだりしながら覚えられる。生き物や食べ物をつくる元素をテーマにした「ライフステージ」では、食事にふくまれるミネラルという元素の上手なとりかたを、バランスゲームを使って体感できる。またゲームだけでなく、パネル展示も充実(じゅうじつ)している。科学技術と元素とのかかわりを取り上げた「テクノロジーステージ」では、パソコンなどの電子基板につかわれるレアメタルと呼ばれる元素と先たん技術のかかわりや、携帯(けいたい)電話やパソコンを回収して中に含まれるレアメタルを再利用する「都市鉱山」の考え方につ いて、パネルで詳しく説明するなど中学生以上の人も元素について学びを深めることができる。

 期間中は、クイズに正解すると、景品がもらえるクイズラリーも開催(かいさい)。

 企画を担当した齋藤俊明さんは、「『元素』という難しいイメージを少しでもなくしたいと思った。ちょうど春休みやゴールデンウィークとも重なるので、ぜひ当館に遊びに来ていただきたい」と呼びかけている。